24時間平和解約宣言
上を見上げると、高いビルが建っている。


王様、今の日本の天皇様が住んでいる。


自分たちがいるこの街は大都会だから、


街の中心にビル、城と言うべきとても高いのが建っているのだが、

ここの王様は頭がおかしいと思う。


自分がたっている場所より高いのはいらないと言い


スカイツリーを撤去したのだ。


「おい、また妄想してるのかぁ?程々にしろよぉ、」


何秒ぐらいぼーっとしてたのか、辰人が
隣に立ち眺めている。私を…


「なんだ!私は妄想などしておらんわ!
私は常に妄想ではなく、妄想(考え事)をしているのだぁ!」



「はいはい。いくぞ、夏花。」


それからまた5分程、無口で歩く。


風が強くなる。


ビュンっと音と共に、私の足がすくいあげられるように、宙へ浮く。


「うぁ!」



いきなりの事に声を出すと、

風よりも強い力で腕を引っ張られる。、



「大丈夫か?」


辰人が問う

「あのさ、なんか嫌なんだ。
あの王様になったのは、2年前じゃん。」


誇りもついていない、お尻を叩きながら思ってたことが口から溢れる。
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