【完】GAME OVER



時刻は0時過ぎ。



ここに来たのは確か、14時を過ぎていたから、10時間ほど眠ってたことになる。



「別に、なんもないんだけどな」



「湊人」



「ほんとだよ」



舌打ちしたかと思えば、ミヤはため息をついた。



いそがしい男だな。




「んな顔して何にもねぇって、

俺に通じてると思うのか?湊人」



ああもう、バカだねミヤは。



「そんな泣きそうな顔して」



面倒なことに自ら首突っ込んじゃってさ。



「……ミヤ、」



「、」



ごめんねミヤ。



俺はさ、弱いままだよ。



< 165 / 271 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop