【完】GAME OVER
恋とは、違うけど。
ミヤのそばにいたいのは、きっとアイツらも同じ。
「あんま無理すんなよ」
俺の頭に置いたままだった手でぽんぽんと頭を撫でると、ミヤは手を退けた。
扱いが子どもみたいだよね。
「心配するから。俺も千夜も」
「なんでそこで千夜ちゃん?」
「今日来て、心配だからってお前の分の飯作ってから帰った」
「……千夜ちゃんが?」
まぁ、確かに今日は顔を合わせてないけど。
「幹部室の冷蔵庫に入ってる」
「んー、いま誰かいるの?」
「いや?全員自室にもどってる」
「じゃあ、お腹すいてきたし食べようかな」