【完】GAME OVER
「ミヤが迎えに行ったのかな?」
「あ、はい……」
「(やっぱり、ね……)
今日、学校の方どうだった?」
「え、と……
乃花に、いつも通り話しかけられて」
「うん」
「拒んだんです。
そのあと、屋上に行ったら梓真と会って……もう話しかけんなって言われました」
彼の家に、しばらくいたけれど。
特にすることもない、と、彼が仕方なく腰を上げて向かった先は、DECIDEの倉庫だった。
私も一緒に連れてきてもらい、いまはまだ昨日よりも人数の少ない倉庫にお邪魔してる。
「そっか。
千夜ちゃん、対策は考えるけど……俺ら、学校違うから守れなくてごめんね」
「え、いや、そんな、」
「千夜ちゃんの無実を証明できたら、大丈夫だからさ」
「……ちゃんと、待ってますね」