ひまつぶしの恋、ろくでなしの愛
「だから、智恵子が俺の恋人になって」
さぁこれで分かったでしょう、と言わんばかりに先生が微笑んだ。
けど、もちろん納得なんてできるわけがない。
「………論理が完全に破綻しています。
私にも分かるように説明してくださいませんか?」
「えぇ? どうして分からないの?
だから、俺は恋をしてないと書けないんだって。
しかも、大恋愛じゃないと無理なの。
というわけで、君が俺の恋人になって、俺を書く気にさせてみてよ、ってこと」
………なんて自己中心的な論理なの!?
私の気持ちは無視ですか!?
「どうして私なんですか?
先生ならお相手はいくらでもいるでしょう?
私はあくまでも複数の女性と同時進行で交際するのに反対しただけであって、一人の女性とお付き合いするのは否定していませんよ。
なので、今までお付き合いしていた方の中からお一人に決めてくださればいいんです」
さぁこれで分かったでしょう、と言わんばかりに先生が微笑んだ。
けど、もちろん納得なんてできるわけがない。
「………論理が完全に破綻しています。
私にも分かるように説明してくださいませんか?」
「えぇ? どうして分からないの?
だから、俺は恋をしてないと書けないんだって。
しかも、大恋愛じゃないと無理なの。
というわけで、君が俺の恋人になって、俺を書く気にさせてみてよ、ってこと」
………なんて自己中心的な論理なの!?
私の気持ちは無視ですか!?
「どうして私なんですか?
先生ならお相手はいくらでもいるでしょう?
私はあくまでも複数の女性と同時進行で交際するのに反対しただけであって、一人の女性とお付き合いするのは否定していませんよ。
なので、今までお付き合いしていた方の中からお一人に決めてくださればいいんです」