鬼姫マラントデイズ
だって…今、高校2年生って言ったよね?



私の勉強によると…普通、は高校3年生とか最上級生が生徒会長になるもので、


下の学年が生徒会長になることは少ないらしいのに。



そしてもう1つ…


めっちゃくちゃカッコよかった。


いやぁ、鬼の村にはなぜかイケメンが多かったから、イケメン慣れにはしてるんだけど…


そんな私がびっくりするほどカッコよかった。



サラッサラの少し深い茶色がかった髪の毛、男子なのに綺麗な肌、スラッとした身長に細い体。


綺麗な瞳に整った顔。



「……でも、あの先輩って…」


そう、あの先輩…えっと、平井先輩?は、見たことがある…っていうか、話したことあるよ!



だって私が今日迷ってた時に道案内してくれた先輩だもん!




「みなさんこんにちは、僕は高等部2-1、平井 大地です。

2年生で生徒会長なんて頼りないかもしれませんが…みなさんをまとめられるように努力いたしますので、ぜひよろしくお願いします。


それと、ここで生徒会をあげて…みなさんに2つお願いがあります」



ぽーっと見惚れてた女子も、『お願い』という言葉にハッとする。


うーん…まあ、あんなイケメンに『お願い』事をされたら…


目がランランにもなるよね。



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