鬼姫マラントデイズ
「1つ目は生徒会に関することです。

生徒会室には基本一般生徒は立ち入り禁止となっていますので…どうかご了承を」



その言葉に「えー!」と言う声が講堂に響き渡った…



いや、うるさいなぁ…


何がダメなの、別に良いじゃん?生徒会室立ち入り禁止でも!


禁止にしなきゃ、えー!って叫んだ女子たちがさ、


こぞってあのイケメン生徒会長のところ行くでしょ⁉︎




禁止にでもしなきゃ生徒会室が壊れるっての!



確かにかっこいいけど…ほどほどにして欲しい。



先生たちの注意によって講堂内が静まると、平井先輩は少し笑いながら切り出した。




「そして2つ目です。

この夢乃崎学園は中等部もあるため、とても広い敷地を取っています。


その敷地の奥に生徒会室がありますが…さらにその奥にある『旧校舎』も危険ですので立ち入り禁止です」


……今度はブーイングなし。


まぁ、そうだよね…私だって平井先輩からこんなこと言われなくても『旧校舎』になんて入らない。






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