鬼姫マラントデイズ
2人のカンケイ
*
「……完了。帰るか」
「はーい」
あー、疲れた。
まさか学園内の池のほとりに河童がいるとは…恐るべし、夢乃崎学園。
私が初めて裏生徒会の『活動』を体験してから、早1ヶ月…季節は夏に移り変わろうとしている。
けど最近は雨が多い時期で、変に蒸し暑いから嫌だ。
あ、雨が多いから河童が来たのか?
そんなことを考えながらしばらく歩くと、すぐに人が見え始める。
遠くからかわいーい女の子たちが律希を指さしてキャーキャー言ってる…うるさいなぁ、キャーキャー言うんだったら普通に話しかけなよ!
横目で律希の顔を見る。
……あの日から、ちょっとお互いなんかズレてる感じがする。
けど、律希もなんにも聞いてこないし、それに感謝しながら私は『普通』にしている。
……つもり。
「……完了。帰るか」
「はーい」
あー、疲れた。
まさか学園内の池のほとりに河童がいるとは…恐るべし、夢乃崎学園。
私が初めて裏生徒会の『活動』を体験してから、早1ヶ月…季節は夏に移り変わろうとしている。
けど最近は雨が多い時期で、変に蒸し暑いから嫌だ。
あ、雨が多いから河童が来たのか?
そんなことを考えながらしばらく歩くと、すぐに人が見え始める。
遠くからかわいーい女の子たちが律希を指さしてキャーキャー言ってる…うるさいなぁ、キャーキャー言うんだったら普通に話しかけなよ!
横目で律希の顔を見る。
……あの日から、ちょっとお互いなんかズレてる感じがする。
けど、律希もなんにも聞いてこないし、それに感謝しながら私は『普通』にしている。
……つもり。