鬼姫マラントデイズ
平井先輩のヒミツ
…なぜでしょう。
なぜ、今私の部屋に
私、金鞠、律希…そして平井先輩がいるのでしょうか。
遡ること…たいしてなく、10分ほど前。
*
「律希、なんで入って来てんの」
「いやだって俺、まだお前から…」
「2人共〜!」
…え?
お互い、声があった方へ顔を向けると
そこにはエントランスホールに小走りで来る平井先輩の姿が。
「平井先輩!」「大地!」
「いやぁ、2人の姿が見えたからね」
ほぉ…と思ったところで、平井先輩の視線に気付いた私。
ぶんっ!と腕を強く振り、律希の手から離れた。
「いやあのですね、これは…」
「ふふ、大丈夫、分かってるよ」
平井先輩は、すでにお見通し…そんなことを言いたげに笑った。
なぜ、今私の部屋に
私、金鞠、律希…そして平井先輩がいるのでしょうか。
遡ること…たいしてなく、10分ほど前。
*
「律希、なんで入って来てんの」
「いやだって俺、まだお前から…」
「2人共〜!」
…え?
お互い、声があった方へ顔を向けると
そこにはエントランスホールに小走りで来る平井先輩の姿が。
「平井先輩!」「大地!」
「いやぁ、2人の姿が見えたからね」
ほぉ…と思ったところで、平井先輩の視線に気付いた私。
ぶんっ!と腕を強く振り、律希の手から離れた。
「いやあのですね、これは…」
「ふふ、大丈夫、分かってるよ」
平井先輩は、すでにお見通し…そんなことを言いたげに笑った。