鬼姫マラントデイズ
≪第6章≫異変
可笑しなジケン
*
「じゃあ金鞠、行ってきます!
あ、
先輩、おはようございます!」
「おはよう、霧花。
一緒に学校行かない?」
「はい、行きましょう!
…裏門からお願いします!」
六月某日。
梅雨真っ只中です。
…けれど、最近雨の日が続いている中、久しぶりの晴天。
制服も夏服に変わり、ジメジメとしながらも、ちょっと気分があがってくる…そんな季節になってきた。
「じゃ、先輩!今私が思っている食べ物は3つです。
なんでしょう?」
エレベーターの中でそんなクイズを出してみる。
運良く誰もエレベーターに来ないので、こんな話も出来ちゃう。
「えーっと…唐揚げに、ポトフに…パスタ?」
「正解です!」
平井先輩の能力の話を聞いてから早1週間ちょい。
しかし、能力の話を聞いた翌日、平井先輩から驚きのカミングアウトが私と律希に言い渡された。
『なんか、コントロールできるようになってきたんだよ、急に!』
私はその言葉を聞いた瞬間めちゃくちゃ驚いたけど、
なにより1番、嬉しかった。
律希もきっと、喜んでたと思う…表情筋そんなに使ってなかったけど。
「じゃあ金鞠、行ってきます!
あ、
先輩、おはようございます!」
「おはよう、霧花。
一緒に学校行かない?」
「はい、行きましょう!
…裏門からお願いします!」
六月某日。
梅雨真っ只中です。
…けれど、最近雨の日が続いている中、久しぶりの晴天。
制服も夏服に変わり、ジメジメとしながらも、ちょっと気分があがってくる…そんな季節になってきた。
「じゃ、先輩!今私が思っている食べ物は3つです。
なんでしょう?」
エレベーターの中でそんなクイズを出してみる。
運良く誰もエレベーターに来ないので、こんな話も出来ちゃう。
「えーっと…唐揚げに、ポトフに…パスタ?」
「正解です!」
平井先輩の能力の話を聞いてから早1週間ちょい。
しかし、能力の話を聞いた翌日、平井先輩から驚きのカミングアウトが私と律希に言い渡された。
『なんか、コントロールできるようになってきたんだよ、急に!』
私はその言葉を聞いた瞬間めちゃくちゃ驚いたけど、
なにより1番、嬉しかった。
律希もきっと、喜んでたと思う…表情筋そんなに使ってなかったけど。