鬼姫マラントデイズ
「…で、なんか用があったわけ?」




「あぁ…大地から聞いたばっかだけどな、俺も。

中等部校舎の方で、中2女子が襲われたらしい…



…早く行くぞ、大地が先行ってるけどあいつじゃ無理があるからな」





「分かった!

じゃね、唯!」





バイバイと手を振った唯は、ちょっと不思議な顔をしていた。


ま、そりゃそうだ…よくわからないだろうけどさ、この状況。





ここから中等部校舎まで走って3、4分…早いと取るか、遅いと取るか…!






元々体力がある私たち、


1分もしたら中等部校舎裏に着いた。







そこで、むわっと大きな『気』が私たちに襲いかかる…






「こんなに大きい気じゃ、平井先輩が…!


早く行かなきゃ、律希!」





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