鬼姫マラントデイズ
「…律希、今…」



律希の顔を見て話そうとすると、すぐに人差し指を口元につけた。


その動作を見た私は黙り込む。





「…誘導するぞ。

1度学園に戻ろう…今なら生徒会ぐらいしかいない」



そう小さな声で言った律希は、すごい速さで学園の方向へ走って行った。





私も置いてかれぬようにと急いで走る。





…そして、きっと敵も走って私たちを追っている。







ねぇ、なにが目的なの…?






鬼のみんな…!








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