鬼姫マラントデイズ

君達とのヒビは

ピピピピ……



目覚まし時計が私の寝室に鳴り響く。




「霧花ー！起きてー！」




可愛らしいマイスイートハニーの声が耳に響く。


けどいつもなら飛び起きるそんな可愛い声にも、私は起き上がることができなかった。




「きりかぁー！遅刻するー！」




「んー…おはよう、金鞠ぃ…」



「だから起きてー！

…昨日夜遅くまで起きてたの、知ってるんだからね！」





…バレてたのか、やっぱり。


ずっとリビングで考え事してたからな。


気付けば朝の3時半で、睡眠時間は4時間弱。





いつもたっぷり8時間睡眠の私には苦しすぎた…はぁ。