鬼姫マラントデイズ
ホコリを被った階段を目の前にして、一瞬たじろぐ。



だって…


もし、なんにもいなかったら…いないのに入って無理して、バレたら…



生徒会をあげて注意されたことを入学早々に破ったら!



もしかしたら学校に来れなくなる…なんてことも?




いやいや、ダメ!もしも、なんて考えちゃ。




ホコリなんか気にしない、私は1段飛ばしで階段を駆け上がった。



「……っハァ……ハァ……ハァ……!」




うー、苦しい!

体力はまだまだあるのに…息が苦しい!




すっごい妖力だな…




1番感じたところで私は止まる…3階だ。




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