鬼姫マラントデイズ
「きぃりぃかあああああー!!」





「、わあああっ!?」





ちょ…苦しい苦しい苦しい!


は、離して凛!



お願いだから、首元に抱きつかないでー!





「凛、やめろ」



「あ!…ごめん、霧花」




「…はぁっ…はぁっ………だいじょ、うぶ……」





か、かなり苦しかったけどね。



けど凛のおかげで、さっきの心の中のモヤモヤは消えたし。




それに…





「…ごめんね、凛」




謝らなきゃいけないのは…私のせいなんだ。




私の言葉に、凛はふるふると小さく首を横に振り、

にこっと笑う。




「なぁに言ってんのよ!

確かに無視されたのは悲しかったけど…私を守ろうとしてくれてたんでしょ?」




…そんな、きれいごとにしてもいいのかな。


確かに凛を守ろうとした…けど、



結果的には凛を苦しめることになっちゃったわけだし…





「もう、だから大丈夫だって!ね、2人とも!」



「もちろんだよ、霧花」



「…ま、そうゆうこと」





……みんな…………




「だいすきぃ、凛〜〜!!」




「うわあ!

はは、さっきの逆だね!

霧花から甘えてくれるなんて、嬉しい〜!」


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