鬼姫マラントデイズ
「ねえねえ霧花、見て!

こっちこっちー!」




「へっ?あ、ちょっと待って!!」




急に手を引っ張られても、困るって!



連れられるがままリビングルームに入っていく。






……ここも、リビングらしくなったなぁ。





前まで大した家具もなかったのに…無駄にあるお金を家具代に使ったりして、結構いい部屋になってきた。



結構大きめなテレビみたいな、日常的な物から


造花を生けた花瓶とか、インテリア的な物まで。






私が人間界に慣れてきたっていう証拠だよね、うん!






「ほら見て霧花!これ!」



「ん…?

これ、宅配便………って、もしかして!」




「そうなの!」





金鞠がキラキラした笑顔でうなずいてくる。





「金鞠、1人で宅配便の受け取りできたの!?

すごいね!」






いやぁ、金鞠も成長したなぁ…妙に大人びてると思ったけど、人間界に慣れるのも早いなぁ。うん。



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