鬼姫マラントデイズ
「鬼斬り陰陽師特有の武器、日本刀がね
美しい赤の光に包まれるの。
その光に見惚れている間に…敵は切りつけられる。
普通の術や日本刀の傷には太刀打ちできない程の大きな傷をつけられる。
とても強い人じゃなきゃ扱えない術なのよ」
霧花は、自然と滅希の方へ目を向けていた。
彼の手に握られるのは…
見るものを捉えて離さない
そんな表現がとても似合うような、
赤い光に包まれた日本刀だった。
「だから忘れないで霧花。
その術を使う人があなたの前に現れたら…
すぐに、逃げなさい」
この時霧花は…見てしまった。
滅希が握っている日本刀が、さらに赤く光る様を。
この男の人に、2度と会ってはいけない。
霧花はそう理解し…コクコクとうなずいた。
美しい赤の光に包まれるの。
その光に見惚れている間に…敵は切りつけられる。
普通の術や日本刀の傷には太刀打ちできない程の大きな傷をつけられる。
とても強い人じゃなきゃ扱えない術なのよ」
霧花は、自然と滅希の方へ目を向けていた。
彼の手に握られるのは…
見るものを捉えて離さない
そんな表現がとても似合うような、
赤い光に包まれた日本刀だった。
「だから忘れないで霧花。
その術を使う人があなたの前に現れたら…
すぐに、逃げなさい」
この時霧花は…見てしまった。
滅希が握っている日本刀が、さらに赤く光る様を。
この男の人に、2度と会ってはいけない。
霧花はそう理解し…コクコクとうなずいた。