鬼姫マラントデイズ
「じゃあ簡単に言えば結局『裏生徒会』はなんなわけ?」



「えーっと…裏って悪い響きだけど…


簡単に言っちゃえば、裏でこの学園を支えてて…操ってる、って感じ?」


「ど、どこが操ってるの?」


「さっき言った他にも…本当いろいろやってるらしいんだよね。

裏生徒会メンバーは誰も知らない…1人なのか、何十人もいるのか。


そしてなんか掴んでしまった人は…即、退学だって」



ぞっ!と寒気が走る。

なに…そんな、素性を知られたら知った奴を退学にさせるの?


そりゃある意味操ってるわぁ…


「んで?

裏生徒会がどうしたの?」



「いやいや、なんでもない!

じゃ、帰ろっか!」



そう、今は放課後。


凛と校門で別れると、そのまま近所の高層マンションまで思いっきり走る。


敷地を抜け、敷地の外に出るとすぐのマンション…



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