鬼姫マラントデイズ



「生徒会……室?」



ただいまわたくし、生徒会室前。



…………………超・ほこりっぽーい旧校舎の。





「ここが俺らの活動場所。

ほら、来い」



そのドアを開けば



私とバカ陰陽師が戦った場所…




「……悪い思い出しかない」

「とにかく入る」



腕を引っ張られ、流れ込むようにして私と律希は中へ…



「で?

何の用?私早く金鞠と会いたいんだけど!」



私の言葉に首を傾げた律希だったけど、すぐ納得した顔で「あぁ、」と言った。



「あの暴走妖狐に名前付けたのか」



「本当は素直で可愛いのー!」




もう、こいつ金鞠に会ってないからこんなこと言えるんだよ。


会ったらメロメロになるのは分かってんだからね。



「…なに考えてんのか知らないけど、

はい、今日が晴れてお前の活動初日。

かついい感じに事件が巻き込んで来たましたー」



そうマイペースに言った彼の手には、10枚ぐらいの紙の束が握られていた。





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