鬼姫マラントデイズ
なに言ってるのか意味分からない。
…ってゆーか、
「ねえ、あんた妖力解放してるでしょ?制御してないでしょ?
オープンすぎ。私の今の姿じゃ苦しい」
認めたくないけど律希の妖力の量は半端じゃない。
『気』になって体から漏れ出てる程。
私だってこの姿だから妖力の気こそ出ないものの、
術を解放すればきっと出るだろう。
でもこの姿じゃ…その『気』が大きすぎて…苦しい。
「…お前も術、解放すれば?」
「だってそんなことしたらあんたの姿が…」
「もうバレてんじゃん」
……そーでした、もうバレてるんでした。
私は仕方なく息を吐くと、
体の力を…ふっと、抜いた。
「……解放」
頭に少し痛みが走り、ツノが右の方の頭に1本現れ、
目は薄く赤色になる。
「あーやっぱ楽!うん、こっちの方が!
で、なに?」
……無視ですか。
なにこの沈黙、耐えられない。
じーっと顔を見られてるよね、私。
えと、変ですか。
そんなに変ですか、滑稽ですか!
分かります分かります!ツノは1本で目が薄い赤なんて、中途半端すぎて笑っちゃいますよね!
「許してあげるから笑っていいよ⁉︎」
…ってゆーか、
「ねえ、あんた妖力解放してるでしょ?制御してないでしょ?
オープンすぎ。私の今の姿じゃ苦しい」
認めたくないけど律希の妖力の量は半端じゃない。
『気』になって体から漏れ出てる程。
私だってこの姿だから妖力の気こそ出ないものの、
術を解放すればきっと出るだろう。
でもこの姿じゃ…その『気』が大きすぎて…苦しい。
「…お前も術、解放すれば?」
「だってそんなことしたらあんたの姿が…」
「もうバレてんじゃん」
……そーでした、もうバレてるんでした。
私は仕方なく息を吐くと、
体の力を…ふっと、抜いた。
「……解放」
頭に少し痛みが走り、ツノが右の方の頭に1本現れ、
目は薄く赤色になる。
「あーやっぱ楽!うん、こっちの方が!
で、なに?」
……無視ですか。
なにこの沈黙、耐えられない。
じーっと顔を見られてるよね、私。
えと、変ですか。
そんなに変ですか、滑稽ですか!
分かります分かります!ツノは1本で目が薄い赤なんて、中途半端すぎて笑っちゃいますよね!
「許してあげるから笑っていいよ⁉︎」