【短】俺の花嫁!



『その…私の家、社宅だし…。ぼ、ボロいから…///』


何を言うかと思ったら、とても心配性な茉央はそんな些細なことも心配らしい。


「何言ってんの。ボロくても、そこが茉央の育ったとこだろ?俺はとても楽しみだけど。」

『……っ///』


俺の言葉に茉央は真っ赤。

照れマックスらしく、目にはうっすら涙が浮かんでる。

ちょっと攻めすぎたか。


「茉央、食べないの?」

『っ、たっ食べるよっ』


思い出したようにナポリタンを食べ始める茉央を愛おしく想う瞬間。

こんな幸せな毎日が、この先ずっと続けばいいと思った。

そんな何でもない平日の夜の一時――。



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