夏空スケッチ
逆戻りして工業化学科の教室で課外は始まったのだが

「おい、松前ちゃんと予習復習しとるとや⁇」

福山先生の指摘は的をいてる

ってか、俺単純⁇

そんな疑問を抱えつつも

数学のプリントに目を通す

琉球大を志望してる俺は工業高校で進学できるわけでもないのに

「すみません
してないです‼︎」

「琉球大、いけんぞ‼︎」

「先生もパズルゲームの課金し過ぎてるじゃないですか笑」

福山先生は年が近いぶん先生というより兄貴みたいな調子で他の生徒にも人気がある

顧問だからということなのかなんなのかはわからないが俺はすげ〜面倒みてもらってる

「俺もパズルゲームします」

そういうとケータイを取り出してゲームをする

「はい、ケータイ没収」

福山先生は俺のケータイをとる

俺は必死にあがくがケータイを取りかえすことができない

「先生、この問題が解き終わったら返して」

椅子に座り問題を解く

「先生、今日は昼までしか教えれけんなさっさと終わらせろよ」

「はいはい」

こんなに問題数やたら多いのに昼までってつら

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