〜Night fantasy〜
…?
後ろから僅かな足音が聞こえる。振り返ると体格の良い男が三人。背も高いしムキムキだし…結構迫力がある。ってか怖い。
「よぉ。」
目が合った。その瞬間真ん中に居た男に話し掛けられた。
「えっと…こんにちは…?何か用ですかね?」
三人の男は異常ににやけている。また真ん中の男が口を開いた…
「亜人…珍しい種族だな。こいつぁ高く売れそうだ…!」
そう言って真ん中の男が鎖を鞄から取り出し、ブンブンと音を立てて振り回す。それに続いて残りの二人は金棒を取り出した。
嘘だろおい…そもそも亜人って何よ……神様…私何か悪いことでもしましたかね…?
勿論私の状況に構うハズもなく、三人は武器を構えて突進してくる。