〜Night fantasy〜
無意識の内に私はジャンプしていた。
凄い…4mくらい跳んでる…。普段ならこんなのありえない。さっきから驚きの連続だ。
「ほぅ…あの亜人…やはり身体能力も桁違いだな!野郎共!行けぇ!!」
「「兄貴!了解!!」」
二人の男は金棒をこっちに思いっきり投げてきた。
いやいや無理でしょ!?絶対痛いってこれ!
キャッチ出来ないかと思い金棒の方に手をかざした瞬間、手から青白い光の球が発射された。光の球は金棒を粉砕し、二人の男のすぐ近くで小さく爆発した。二人は気絶したみたい。
でもなんで私の手からあんなのが…
「よくも…!よくもおぉぉぉおおお!!!!」
残りの男がバカでかい声で叫びながら走ってきた。私…今ならなんでも出来る気がする…!
手が青白い光を纏った。それを男にかざすと男が私の手と同じように光りだした…と思いきや、倒れた。一応確認しておこう。
私は男らの呼吸が正常かなどを確かめた。
良かった…皆んな気絶してるだけだ。
ほっと胸を撫で下ろした。
暫くの沈黙。それを破ったのは意外なことだった…!