不器用な俺の恋
結の気持ち
水族館から帰ってから…

将来のことを考えようと思った

階段から落ちてから、見えている両目が

いつどんな状況で、見えなくなってもいいように

点字の勉強をもう一度しよう

それから、部屋の物を片付けておこう

スッキリしたら、目のことや血を吐いてることを、叔父夫婦としげくんに言おう


「結!森重くん迎えにきたよ!」

「ごめん…休む」


「結!森重くん来てくれたわよ!」

「んーー今日も休む!」


「結!!」

「ごめーん!今日も休む-!」

「あぁ?入るぞ!!」

ガチャ あら!

「はぁ?何やってんだ!?」

「片付けだよ?」

「コレするために、休んでたのか?」

「そだよ?」

「10分以内に支度しろ!!」

「え?まだ終わってない!!」

「週末に一緒に、すりゃあいいだろ!!」

「え?手伝ってくれるの?」

「俺は、1人さみしく授業受けて
結は、平気で片付けすんのか?あぁ?」

「…えーと、準備します!」

「よし!!」


しげくんは、ドSだ!

友達でいたときは、気遣いの出来る男の子

今は、優しいけど、厳しい!!

しげくんは、結を必要としてくれる

今だって、さみしいって…

お母さんの前で言うからね!

結のが照れるよ…


学校に着くまでに、片付けを始めた理由を
聞かれた

「片付けが終わったら、話す!
結の決意表明です!」

「そっか!2日間も俺を1人にしたお仕置き!」

おでこに チュッ って/////

「もー!道端だよ!」

「だから?」


やっぱりドS…

下向いてたら、手を繋いでくれて

すごく安心した

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