不器用な俺の恋
土曜日

食事会ついでに外泊することになった

門限気にせず、ゆっくり出来る

結は、清楚って感じにしてきた

「緊張してるか?」「ぜんぜん?」

俺は、してるぞ!?

ヘタレだからな!!

両家の挨拶が交わされて、料理が運ばれ始めた

「お見合いみたいだね!?」

「!!っ…そうだな!!」

のん気すぎだろ!!!

おとんが、ガバッと土下座して

「バカ息子が!!このようなかわいい娘さんに… 本当になんと言っていいか!!
責任は、取らせます!!
どうか…2人の結婚を許して下さい!!」

おかんも土下座してて

「若いけど、大丈夫!手助けします!!
どうか…産ませてあげてください!!」


「はぁ?勘違いすんな!恥ずかしい!!
俺は、結のこと大事過ぎて、まだ手を繋ぐのが、精一杯なんだよ!!」


やべえ…


恥ずかしい

両家の親の前で何言ってんだ…


「あの…まだうちの両親にもちゃんと話してなかったんですが、私…病気なんです
目が見えなくなるかもしれないし、その前に死ぬかもしれません
浩一さんに支えられて、治療受けてみようかなって…やっと決心しました
お互い、東京の大学へ行きます
卒業したら、浩一さんと一緒に、暮らしたいです!ちゃんと、浩一さんと大学を卒業します!だから、私と浩一さんの交際を許して下さい!!」


結の叔父夫婦も頭を下げた

「結は、ご覧の通り真っ直ぐな生き方しかできません!
私達からも、お願いします!!」


やべえ…俺、感動してる


「おとん、おかん!結が好きなんだ!
よろしくお願いします!!」

俺も頭を下げた


「いやいや!!反対する気なんて、ありません!!そちらがよろしいのであれば、バカ息子と一緒に、暮らして下さい!!
男3人の末っ子なので、結さんにわがまま言って困らせないか…心配ですが」


驚いた


娘さんを下さいっていうあれをおとんがして

結からの同棲願いがあって

…ってか!マジかぁー!!!

俺、有頂天!

結から、俺と… マジかぁー幸せ


「結って、どこの大学行くんだ?」

「東大狙えって」

「マジっすか!!」

「あらー凄いわねぇ!!」

「とりあえず、センターですね!」

「うわぁ頑張ろうな!?」

「うん」


楽しかった!

すんげえ楽しかった!

超!幸せいっぱい!


両家が連絡先を交換した

結に、なんかあったら俺が知らせるため

明日、携帯を買うことになった


午後から、片付けを手伝う約束をして

解散した


夢じゃねぇよな…
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