不器用な俺の恋

俺の学年



看護科２クラス 全員 女

普通科２クラス 男女混合

情報科１クラス 男女混合

スポーツ進学科 全員 男 ←俺のとこ

スポーツ特進科 全員 男


そして全部、校舎が別々


俺、弁当持たされているから、学食いかない


ジュースも飲まないから、自販機に用もない


部活と勉強の日々


「恭？彼女いる？」


朝から、浩一が照れながら聞いてくる


「いねぇ」

「ええ！？いねぇの？マジでか？」

なんだコイツ……

「俺ら野球部ってさ、寮だろ？
電車通学とか、出会いの場だろ？
それに、お前目立つし？」

身長高いからってか

「俺… 部活が恋人」

「うぇ。キモイ……」

実際、銃剣道にはまった

俺…ケンカ強かった

だけど、全く勝てる気がしない

勝ちたい！！

俺、こんなに真剣になれること今までなかった

「なんだよ。朝から、こんな話題の浩一のがキメェし！」

「恭ってさ、こっちが地元だろ？
同じ中学から来てる子いないのか？」

「しらねぇ」

「うそつけ！」

「いや、マジしらねぇ」

中学時代、ケンカしか興味なかった

そりゃ、いいよってくる好きでもない、年上の女と付き合ってたこともある

色々と経験済みだ


でも、同級生の女の名前…しらねぇ