不器用な俺の恋
「おっはよーーー!!!」

元気いっぱいに教室に入ってきた結…


「セーフ?」 「アウトだろ?」

「薫がいるなら、HRじゃないの?」

「授業中!!」

「あらまぁ!遅刻か~ 」


今、2限だからな

席に着くとゴソゴソと机にいろんなものを

出していく


「なーなーせー!!」

「はいはい。静かにね!」

結が1人増えただけで教室が賑やかになる

そしてガサゴソと出したのは

ナント!! ノートだった!!

結は、頭がいいらしく

ノートをとるとこを見たことがない

なのにいつも5位内


「お前!ノート持ってたのか!!」

佐山が言う

「は?書いて覚える派だけど?」

当たり前みたいに結が答える

佐山が前席の奴に

「俺の授業だけ、ノートとってなかったってこと?」

「いえ、どの授業もとってません」

「どこが書いて覚えるだ!?」

「ちゃんと聞いてる!家で書く!
あたし、勤勉だからねー
休んだ分は、追いつかないとね?
どーぞ、勝手に授業して!」


言い方は軽いが


結、勉強してる……

「やべえ!俺、なんか七瀬に負けたくねぇ!!」

「俺も!!」



こうして、期末テストはクラス全員


成績アップした






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