不器用な俺の恋
曖昧な関係 ①
結は、気まづいのか昼飯を一緒に食べなくなった
というよりは
机に伏せたまま食べない
いつも飲んでたイチゴミルクは
お茶にかわっていた
佐山が結を心配する
「七瀬?お前食ってるか?」
「気持ち悪い」
「は?具合悪いのか?」
「話しかけるな!気持ち悪い!」
「あっそ、具合悪いなら早めに言えよ?」
彼氏に冷たいな……
と思ったが
結は具合が悪かったらしい
立ち上がって、ふらついた途端
壁に当たり座り込む
そして何かを掴もうと手がもがく
「おい!七瀬!どうした?」
佐山が結の手を掴み声を掛けるが
「ふっ…うっ……うぅぅ」
上手く喋ることも出来ないようで
そのまんま意識を手放す
結を迎えに来たのは
健ちゃんの母親らしい
「結と付き合っているんですか?」
佐山と2人きりのとき尋ねた
「ははっ!振られたんだ!
まさか!見られてたとはな!
好きな人がいるって
高橋の前に好きになって
なんだかんだ高橋を好きになって
失って、もう恋はしないはずだったけど
いつの間にか好きになったって
だけど、諦めるらしい」
「どうして?」
「さあ?怖いんだろう?
大事そうにボンボン見せてくれたよ」
ボンボン?
「何ですか?」
「髪の毛結ぶボンボン!!
誰かねぇー七瀬の好きな奴?」
おっ俺か???
というよりは
机に伏せたまま食べない
いつも飲んでたイチゴミルクは
お茶にかわっていた
佐山が結を心配する
「七瀬?お前食ってるか?」
「気持ち悪い」
「は?具合悪いのか?」
「話しかけるな!気持ち悪い!」
「あっそ、具合悪いなら早めに言えよ?」
彼氏に冷たいな……
と思ったが
結は具合が悪かったらしい
立ち上がって、ふらついた途端
壁に当たり座り込む
そして何かを掴もうと手がもがく
「おい!七瀬!どうした?」
佐山が結の手を掴み声を掛けるが
「ふっ…うっ……うぅぅ」
上手く喋ることも出来ないようで
そのまんま意識を手放す
結を迎えに来たのは
健ちゃんの母親らしい
「結と付き合っているんですか?」
佐山と2人きりのとき尋ねた
「ははっ!振られたんだ!
まさか!見られてたとはな!
好きな人がいるって
高橋の前に好きになって
なんだかんだ高橋を好きになって
失って、もう恋はしないはずだったけど
いつの間にか好きになったって
だけど、諦めるらしい」
「どうして?」
「さあ?怖いんだろう?
大事そうにボンボン見せてくれたよ」
ボンボン?
「何ですか?」
「髪の毛結ぶボンボン!!
誰かねぇー七瀬の好きな奴?」
おっ俺か???