不器用な俺の恋
曖昧な関係 ②
HR
「先生!七瀬は!?」
「うん。七瀬は、入院にはならなかった
家に帰した……なんてゆうか
精神的なものからくるようだ
色々あるからな……助けてやってくれな」
こんなに歯切れの悪い、佐山は珍しい
「病気ではないってことですか?」
「実はな……木谷先生にも怒られたんだが、俺…外で待ってたから医者の説明聞いてねぇんだ
七瀬の説明では、そんなとこだ
今後はちゃんと、病院に通うって約束したから」
なんだ、このモヤモヤは!!
結局、よく分からないじゃねえーか!!
精神的…って完璧に俺が原因だな
謝らないと
翌朝
「おはようーー!!」
「結!」
「恭ちゃん!おはよう!」
「はよ」……頑張れ!俺!
「大ちゃん!おはよう!」←大塚
「おっす!復活か?」
「おっす!」
「よう!ヘタレ!」
「浩一!……はよ。」
結局謝れなかった
だけど
昼飯は3人で食べることが出来た
「体調どうだ?」
「いいよー」
「心配したぞお?」
「まっちゃーん!ありがとう!」
気まずい……
2人の会話に入れない
「まっちゃん、さぁ……彼女欲しいって
言ってたよね?」
「うんうん!」
「あたしの相棒がね、まっちゃんのこと
気に入ったみたいでさ、どお?」
「マジ???会いたい!!」
「連絡、取れる物ある?」
「ベルでいい?」
「うん!番号おしえて!」
「これ、あたしのピッチね!!」
「すげーな!ピッチ持ってんのか?」
「寮出てから何かと不便でね
いつが都合いいの?」
「今週末でも」
「そ?じゃあ、聞いてくるね?」
結が教室から出て行った
「森田-?なんで七瀬と話さないの?」
「別に」
「ダブルデートしよーよ?」
「なっ?俺も2人きりとか照れるし!」
「結がいいって言ったらな?」
週末、ダブルデートが決定した!!!
まだ、結と話せないまま……
結に、詳しく病院のこととか色々聞きたい
ちゃんと謝りたい
なのに……結を失う怖さが勝っている