不器用な俺の恋
橋の下で着替える

結は後ろ向いていた

「着替えたら袋に入れてね!」

「はい」

恥ずかしいから、素直に言うことを聞いた


「クスクス……」

「何だよ!!」

「恐かったなって思って……あははっ」

「ごめん…ぷっふ!あははっ」


2人で大笑いした!!!


そして、たくさん会話した


修学旅行の話になった

結は、ドクターストップらしく行かない

と言った


そもそも学校の行事にほとんどいない!!

クラスマッチとか体育祭や文化祭もいたことない


なんか……結と思い出に残ることしたいな


「学校、辞めなくてよかった!」

「だな!佐山に感謝!ありがとう!」

「うん!感謝!!皆で卒業したいね!」

「しような!気まぐれ結さん?頼むよ?」

「う゛う ……頑張ります」

「ん」

「ん」

「マネすんな!!」

「恭ちゃん…川に落ちたね?」

「うっせーー!!」

結の両頬を摘まむ

「うにゃあいぃーー」

何語だよ!!

変な言葉を聞きながら、キスをした

長く、深く、ずっとしてたかった

結が苦しみだしたから

仕方なく唇を放した


でも、もう一度キスをした


真っ赤な結の顔をみながら


時間が止まればいいのにそう思った


空も結みたいに真っ赤になって


さみしかった


結と駅でわかれてから自分の口に残る


結の感触を指で確かめた


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