不器用な俺の恋
恋の自覚
5限が終わる頃

佐藤の幼なじみ、信也が俺らの教室にきた

佐藤が手紙を受け取る

「残念だな?恭?」

浩一がニヤニヤして、気持ち悪い

「なにが?」

「架け橋じゃなくて」

意味不明…


「あっ!架け橋!!」


思いっきり外を見た


「うっそーん!!」


しょうもなっ…


6限始まってから、架け橋のこと考えていた

なんでこなかったのかな?

名前、なんてんだろ?

は?

何で?

浩一のせいだ



授業終わって、部活へ




「あれ?架け橋じゃね?」

バスケ部顧問がいないため、バレー部が体育館を専用している

その中に、架け橋がいた

「バレー部だったんだ…」

今まで1ヶ月気がつかないなんて

架け橋は、体育館シューズをはく

バレーシューズじゃなく?

皆が練習を始めても、架け橋は座ったまま

俺らは、顧問来るまで型の練習

架け橋から、目が離せなかった


「ナナ!ごめーん!」

「先輩!!遅い!!」

「ごめんねぇ」


架け橋を抱きしめる先輩、バレー部だから

170越えだな

架け橋だって、160くらいか?

小さく見える

てゆか、ナナっていうんだ…

ナナの頭をナデナデ


「先輩、大好きだから許します!!」


ナナの笑顔を見てわかった


俺…ナナが好き



「ナナありがとう!バレー部に入って?」

「今日だけですって!苦手なんで…」

「またまたぁー」

「本当!ひくから!」


どうやら、バレー部は今日だけらしい

「いくよー」 「はい!」

ナナはなかなか上手かった




ネットの前に立つと

網にかかる魚だった

「ぷぷっ」

思わず笑った

「お前見すぎ!!」

松本に怒られた…




結局、顧問来るまで目が離せなかった
< 7 / 156 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop