不器用な俺の恋
次の日


昼休み、中庭に結を発見した!

昨日のメンバーで学食に行くみたいだ!

2階の俺の席から見えた!

「松本!結の所行ってくる!!」

「え!!おっ俺も!!」

ダッシュで学食に向かった





「結!!ちょっといいか?」

「なに?」


視線も合わせずに返事された


「外で話せないか?」

男1「俺らに聴かれたくないこと?」


金のメッシュ入れた男が、言う


「そうじゃねぇけど…」

男1「じゃ!ここでどーぞ!!」


俺「何で、俺ら…避けられてるんだ?」

男2「用事がねぇだけだろ?」

俺「俺は、結にきいてんだ!!
菅井のクラスに戻ったからって
避けられる理由がわからねぇ」

男3「かまってちゃんかよ!!ははっ」

俺「るっせぇー!!お前は、黙ってろ!!」





「どうでもいい……」

そう呟いて、結は学食を出た

松本に少しぶつかりながら、目を合わさず



追いかけることができなかった……



女1「あんたらさぁー。
七瀬に関わるのやめな!!」

松「何で…?」

女2「かわいそうだから…
追い詰めてる自覚ないだろうけど…
ほっといてあげてよ!」


松「どういう意味?」


女1「あたしらが言えるのは、こんくらい!
実際、何も知らないから!
ただ、七瀬は良い奴だし!
そばにいてやろうかって!ね!」

男1「そう、俺らと口もきかねぇし…」


俺「何か出来ることあったら、言ってくれ!佐山に力借りるから!」

女2「だから、そういうところ!!
追い詰めてる!
あんたら、マジでそっとしといて!」


わけわかんねぇ……

だけど…こいつら、結と何か似てる

肝心なことは、言えない

なのに、助けてって…言ってるみたいに

苦しんでいる表情……

そして、諦めている


俺「諦めんなよ!!」


男3「お前らが、羨ましいよ… 」


5人が、学食を出てく


松「意味わかんねぇ」

俺「ん。でも、何かあんだろうな… 」

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