叶う。 Chapter2
/身代わり
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「大丈夫だよ、怖くないから、さぁおいで・・・」
知らないおじさんはそう言って、わざと私のスカートを捲り上げて自分膝の上に座らせる。
私はとてもお腹が空いているから、目の前に置かれたケーキに夢中になる。
「全部食べて良いからね、ちゃんと出来たらご褒美だよ。」
おじさんはそう言って、カサカサした手で私の太ももを撫で回す。
とっても気持ちが悪いけれど、私は我慢しないといけない。
おしりに当たる硬い感触が物凄く怖かったけれど、おじさんは私の手をそれに触れさせる。
「そう、良い子だね・・・こうして、そうそう、上手だ。」
私は目を背けたくなるくらい汚いソレを、言われた通りに両手を使って触らなくちゃいけなかった。
早く時間が過ぎて欲しくて目を閉じていたいけれど、おじさんはそれを許してくれない。
ちゃんと、笑顔でやらないといけない。
あちこち触られて気持ちが悪い。
おじさんの荒い息遣いが、顔にかかる。
あと少し・・・・・・・
私がそう思った瞬間、私の顔に白い液体が飛んでくる。
汚い汚い汚い・・・
「かなうはとっても良い子だね。」
おじさんはそう言って私の髪を優しく撫でる。
だから私は微笑んでいれば良かった。
そうすれば、食べ物を貰えた。
ママから打たれずにも済む。
優しいあの子が傷つかないように・・・・・・
私がしなくちゃいけないの・・・・
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