夜空の琥珀
「だから……君の気持ちも、今ここで聞かせてほしい。僕と同じなんだって確かめたいから。ね?」
そうやって人懐っこく笑う顔も、よく知っている表情だった。
幼い顔が、大人びただけ。
「私……私は」
……まずい。
急に恥ずかしくなった。
あんなに覚悟を決めたのに、いざとなると尻すぼむのは小心者のサガです。
……なんて開き直れるわけもなく。
(ああもう、こうなりゃなるようになれ!)
グッと顔を上げる。そして――
「セラちゃーんっ!」