課長さんはイジワル2
「すみませんっ!出直して……」


出ようとする私の腕を課長が掴む。


「いいよ。そんなにすぐに揚がったら湯冷めする。


それに、せっかくのサービスショットなんだろ?」



課長の言葉に、ちょこんと隣に座る。



「ほら。オリオン座がきれいに見える」


「本当だ……。はっきり見えますね」


「愛……。もうひとつだけ、聞いていい?」


「……はい?」


「ノリって男?」


「えっ?あ、はい。生まれたときからの幼馴染で……」


「付き合ってたの?」


ここまで聞かれてピン!と来る。


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