課長さんはイジワル2
好きに際限がない……。

こんなこと……生まれて初めて……。

自分で自分の気持ちがコントロールできない。


「おはよう」


来た!

左隣の机の上にカバンが乗る。


「おっ、おはようございます……」

「今日は朝当番?」

「はい」


課長の優しい声についつい横を見上げてしまう。


課長だぁ……。


やばい。


もう顔を見ただけで、とろけそうになってしまう。


そんな私の両目を、課長の大きな右手がすっぽり覆う。



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