課長さんはイジワル2

第8節 罠に落ちて

少し気持ちが落ち着いてきたところで、ぎょっとする。

安田に……しっかり抱きしめられてる!

しかも、安田の唇が私の……私の首筋に!


「やすっ……!」



慌てて、安田を突き飛ばす。



「うわっ、ひどっ。この扱い?」

「だって、安田が……!」


顔がかぁ~っと熱くなり、慌てて首筋を押さえる。


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