課長さんはイジワル2
客先への訪問も終わり、難なく新人としての挨拶も済ませる。
「4時45分か。終業まで15分あるけど……。まぁ、いいや、お前、帰れ」
「課長は?」
「俺は社に戻るよ。まだやっておきたい事もあるし」
「じゃ、私も戻ります。手伝わせてください」
「いいよ。今日は疲れただろうから家に帰って休め」
「でも……」
「悪魔からの命令だ」
……諒から言われた『悪魔』発言を根に持ってるらしい。
「じゃ、気をつけて帰れよ」
佐久間課長が帰っていく後姿を見ながら何となく……
ただ、何となくだけど切なくなってしまった私は突拍子も無いを言ってしまう。
「4時45分か。終業まで15分あるけど……。まぁ、いいや、お前、帰れ」
「課長は?」
「俺は社に戻るよ。まだやっておきたい事もあるし」
「じゃ、私も戻ります。手伝わせてください」
「いいよ。今日は疲れただろうから家に帰って休め」
「でも……」
「悪魔からの命令だ」
……諒から言われた『悪魔』発言を根に持ってるらしい。
「じゃ、気をつけて帰れよ」
佐久間課長が帰っていく後姿を見ながら何となく……
ただ、何となくだけど切なくなってしまった私は突拍子も無いを言ってしまう。