課長さんはイジワル2
ガチガチに緊張している私の耳に課長がふっ!と息を吹き掛ける。


「キャーーーーーーーーッ!」



課長がぷっと吹き出す。


「ひどい!課長のバカ!」


「ごめん。意識してる愛がなんか可愛くて、つい……」


ごめんなんて言われても許すわけないでしょ!


課長にボディブローをポカポカ連打する。


「いてててててっ!ごめんって……」


むくれて背中を向ける私を後ろからそっと抱き締めて、「ごめん」なんて謝るけど、やっぱり課長はまだ笑ってる。



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