課長さんはイジワル2
「私は……いいよ。由紀ねぇ達だけで会って」


「そう言わないで。二人ともすごく心配してるんだよ。まだ日にちがあるから、よく考えて」



電話を切った後、リビングのソファに座っている課長の隣に腰を下ろす。



「どうした?元気ないな」


課長、こういう時だけ鋭いって言うのはナシだよ。



「両親がこの週末、来るって。東京に……。

それで由紀ねぇが会いにおいでって……」

「そうか……。あのさ、愛。

もし、愛が俺と一緒に住むことを承諾してくれれば、俺もご両親に挨拶とかに行きたいんだけど」

「あ、挨拶って何?!まさか、同棲すること親に言うの?!」

「そのつもりだけど?」


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