課長さんはイジワル2
そして何事も無く週末がやってくる。


「愛!遅れるよ!」

「ちょ、ちょっと待って!」


寝癖が……。

鏡を見ながら直してると、課長が壁に寄り掛かりながら微笑んで私を見ているのが映る。



「もぉ~!緊張するから見ないで!」

「愛は本当に不器用だなぁ。直してあげるから貸してごらん」



課長が私からドライヤーを取り上げ、ささっと寝癖を直してくれる。


「あ、ありがと」

「どういたしまして」


私の両肩を掴み、課長が背後から頬にチュッとキスをする。


うぎゃっ!!

あ、甘い!

甘すぎるよ!!


< 243 / 522 >

この作品をシェア

pagetop