課長さんはイジワル2
もぉ!


いつまでお互いペコペコしてんのよ!


と、呆れ始めた頃、トコトコ歩きの沙希が段差につまづき大号泣。


「沙希!」


由紀ねぇが駆け寄るより先に、近くにいた課長が沙希を抱っこする。

ところが、人見知りデビューを始めた沙希は両手を突っ張って課長を拒否する。


「やなのぉ~。めなのぉ~!」


2歳児の本気で嫌がる力ハンパなく、課長のメガネが勢い良く吹っ飛び、




カッシャーーーーン



リビングの床に落ちる。


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