課長さんはイジワル2
「いっ、いかん!いかん!いかん!いか~ん!!

『結婚』だったらまだしも、何で『同棲』ね?

ふしだらたい!!

あんた、おいば馬鹿にすんのも、大概にせんね!

どこの世界に大切に育ててきた娘ば、『はい、同棲させるばい』っちゅーて差し出す親がおるね?」


とぉちゃん、髪を逆立てて大激怒。


「まぁまぁ、とぉちゃん、落ち着かんね?」


意外に冷静なかぁちゃんが、とぉちゃんの隣に腰を下ろし、肩をポンポンと叩く。


「せやけど、うちも、聞きたか。

あんたさんは課長と言う立派か肩書きも持っとらっしゃるし……

見たとこ、結婚でけん年でもなかやろ?

それが何で……その……『同棲』ね?」



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