課長さんはイジワル2
「そうだったの?初めて聞いた。

2人がとぉちゃんのナンパがきっかけで付き合い始めたのは知ってたけど。

同棲は初耳。愛は知ってたの?」


「全然、って。由紀ねぇ?!オムツ換えは終わったの?」


背後から聞こえた由紀ねぇの声に驚く。


「許してあげたら?とぉちゃん。

私と巧さんだって、結婚する少し前には一緒に暮らしてたし」


「お、お前達はもう結婚の約束ばしとったじゃろ?!状況が違うたい!」


「一緒に暮らしたいゆうて挨拶に来てくれただけでも、見上げたもんばい。

男として誠意があるたいね!!

逃げ回ってた不誠実なあんたが反対することじゃなかっ!」


とぉちゃんの言葉にかぁちゃんがくわっと牙を剥く。



かぁちゃん改心の一撃!



「そがんことゆうけど、お前……」


とぉちゃんがどんどん小さくなっていく。



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