課長さんはイジワル2
第9節 親の気持ち
今回の二人のバトルはかぁちゃんの圧倒的勝利のもと、幕が降ろされる。
リビングの隅っこで膝を抱えながら、とぉちゃんがいじけてる。
「じぃじ、おんま(お馬)やってーーー」
背中に乗っかろうとしがみついて来る諒を抱きしめると、とぉちゃんってば恨めしそうかぁちゃんを睨む。
「ええか、諒。
女は愛嬌ばい!
男の3歩どころか100歩ぐらい後ろに下がって男ば立てる嫁ば娶るとぞ!」
そんなとぉちゃんの負け犬の遠吠えなんのその、かぁちゃんが佐久間課長ににじり寄る。
「とぉちゃんのこたぁ、気にせんで良か!
ここから先はあんたたちの意思に任せるたい。
そやけど、うちも親として一言言わしてもらう」
「はい」
課長が背筋を伸ばす。
リビングの隅っこで膝を抱えながら、とぉちゃんがいじけてる。
「じぃじ、おんま(お馬)やってーーー」
背中に乗っかろうとしがみついて来る諒を抱きしめると、とぉちゃんってば恨めしそうかぁちゃんを睨む。
「ええか、諒。
女は愛嬌ばい!
男の3歩どころか100歩ぐらい後ろに下がって男ば立てる嫁ば娶るとぞ!」
そんなとぉちゃんの負け犬の遠吠えなんのその、かぁちゃんが佐久間課長ににじり寄る。
「とぉちゃんのこたぁ、気にせんで良か!
ここから先はあんたたちの意思に任せるたい。
そやけど、うちも親として一言言わしてもらう」
「はい」
課長が背筋を伸ばす。