課長さんはイジワル2
「えっ?『俺の部屋』って……。だって、私は課長の隣の空き部屋でいいんだよね?」

「おい、こら。同居じゃないんだから、俺たち、一緒の部屋に寝なくてどうするの?」


課長に頭をコツンと小突かれる。


い、い、い、い、一緒に寝る?!


ちょ、ちょっと待って!?


「あ、あの、課長。私のベッドは来週、引越しの業者に搬入の手配しようと思ってるんだけど……」

「いらないでしょ?俺のベッドで十分、二人で寝れるし。良かったら、愛のは実家に送る?」


嘘でしょう?!


これから、毎晩、課長と一緒のベッドで寝るなんて!!



無理!

無理無理無理~~~!!



…………とは言えない情況。


課長のすっごく嬉しそうな顔に、顔は赤くなってしまうし、口はパクパクしたまま言葉が出て来ない。




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