課長さんはイジワル2
「たまたま僕が和田に用事があって部屋にいたら、杉原さんと同室の子が入って来たんだ。
和田は高橋ってヤツと同室だったんだけど、この部屋の女の子と入れ違いでここに来て杉原さんをヤル気満々だったから阻止した」
「まさか……殴ったの?」
「まさか!『杉原は俺の女だから手を出すな』って釘を刺しただけ」
「いつ、私があんたの女になったのよ!」
「仕方ないだろ?そうでも言わなきゃ、高橋がこの部屋に来てた」
た、確かに……。
つまり、私のこと……助けてくれたってこと?
「ありが……と……」
「佐久間課長には借りがあるから。
それに、俺は本当に力になりたいと思ってるんだ、杉原さんの」
安田の優しさが目に沁みて泣きそうになる。
和田は高橋ってヤツと同室だったんだけど、この部屋の女の子と入れ違いでここに来て杉原さんをヤル気満々だったから阻止した」
「まさか……殴ったの?」
「まさか!『杉原は俺の女だから手を出すな』って釘を刺しただけ」
「いつ、私があんたの女になったのよ!」
「仕方ないだろ?そうでも言わなきゃ、高橋がこの部屋に来てた」
た、確かに……。
つまり、私のこと……助けてくれたってこと?
「ありが……と……」
「佐久間課長には借りがあるから。
それに、俺は本当に力になりたいと思ってるんだ、杉原さんの」
安田の優しさが目に沁みて泣きそうになる。