課長さんはイジワル2
「まっ、愛君が課長が心配だから送って行くってすぐに後を追ってたから、無事帰れただろうとは思ってはいたんですがね」

「えっ?!」



ああ~。

主任、余計なことを……。



「飲むのはほどほどに」



主任がバチッとウィンクを決めて去っていく。



この人、余計なこと言うから万年主任なんだよ~と、顔には出さず仕事のフリをしている私の腕を課長が掴む。



「話がある。ちょっと来て」

「私はありません」

「俺があるんだって!」



課長は有無をも言わさず、私をミーティングルームに引きずって行く。



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