課長さんはイジワル2
そして、2歳になる沙希がお手伝いしようと諒の後をちょこちょこ追い駆けては、コロンと転ぶ。
けど、泣かない。
ニッコニコの笑顔で笑ってる。
この能天気さ加減といい、ぽわーんとした感じといい、沙希は由紀ねぇそっくり。
こっちは将来が心配だ。
10ヶ月の次男、歴(れき)は……ええっとぉ……
いた!
顔を真っ赤にしてウンチしようと、ソファにつかまり立ちしながら踏ん張り中。
そして、今、4人目が由紀ねぇのお腹にいる。
100人は産みたいって言ってたけど、まさか、ね。
イ○バ物置じゃあるまいし。
「あれ?奥田さんは?」
「それが急な用事が入って。
昨日、オランダに行ったの」
相変わらず、すごい人だ。
なんて、感心しているところにインターフォンが鳴る。
由紀ねぇが、インターフォン越しににこやかに返事を返す。
「お久し振りです。佐久間主任」
解除ボタンをプッシュして、マンション入り口の自動ドアを開ける。
けど、泣かない。
ニッコニコの笑顔で笑ってる。
この能天気さ加減といい、ぽわーんとした感じといい、沙希は由紀ねぇそっくり。
こっちは将来が心配だ。
10ヶ月の次男、歴(れき)は……ええっとぉ……
いた!
顔を真っ赤にしてウンチしようと、ソファにつかまり立ちしながら踏ん張り中。
そして、今、4人目が由紀ねぇのお腹にいる。
100人は産みたいって言ってたけど、まさか、ね。
イ○バ物置じゃあるまいし。
「あれ?奥田さんは?」
「それが急な用事が入って。
昨日、オランダに行ったの」
相変わらず、すごい人だ。
なんて、感心しているところにインターフォンが鳴る。
由紀ねぇが、インターフォン越しににこやかに返事を返す。
「お久し振りです。佐久間主任」
解除ボタンをプッシュして、マンション入り口の自動ドアを開ける。